胃全摘1周喜

10/19(金)

ちょうど1年前の今日、実家の母が胃を全摘した。
この1年、「上手に食べる」ということに試行錯誤しながら、よく頑張ってきたと思う。
病気をするまで「食べる」作業なんて何も考えることなくしてきたというのに、
胃がないとなれば、口で胃の代わりを務めなければならない。
何百回も噛んで食べものを細かくし、食道と小腸をつないだだけの細いホースにゆっくり食べ物を流し込むことがどれだけ難しいか。
今までの感覚で早食いしていたら、すぐに食道で渋滞を起こして逆流してしまう。
食べては吐き戻しを繰り返し、1年経った今では、「食べる」コツをつかめるまでになった母。

手術当日52㎏ほどあった体重は42㎏になり、激やせはしたものの、
その後の検査で転移も見つからず、なんとか1年元気にやってこれた。

もともと明るい性格の人なので助かった。
入院中、一人で泣いたことはあったかもしれないけれど、癌の宣告をされた時も、手術の日もあたしに涙ひとつ見せなかった強い人。

胃全摘1周喜
よく頑張ったねという気持ちと、これからも元気でいて欲しい願いを込めて花束を贈った。
花屋の店員さんが、お花のボリュームは少なくても、イイお花を入れましょう。お祝いなんだから・・・と、
ステキな花束を作ってくれて、ピンクのリボンで結んでくれた。

母からうちの子ども達あてにきたメール。
IMG_0026_convert_20121020090300.jpg

この1年あっという間だったか、毎日が苦労でやっとこさ1年来れたのか、
それは母にしかわからない事だろうけど、
母の癌を通じて、お互いの存在を感謝できたなと思う。 ふだんは親子なんて意識しない存在だけどね。
今日から癌克服にむけて2周め。 どうか、元気で過ごしてください。

arigato01_20120626195658.gif 理恵 2012.10.19

父は相変わらず、偏固じじー はぁ、、、。
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胃癌術後半年

4/19(木)

実家の母が胃癌で、胃を全摘手術をしてからちょうど半年。
胃のない生活に少し慣れてきたのと平行して、体重もすこしずつ減り、術前より5㎏ほど痩せてしまいました。
すっかり以前の面影がなくなってしまったガリガリの母を見ると胸が痛むけれど、これは仕方ないこと。
食べれる量が半分以下に減ってしまってるねんから痩せて当たり前。
この胃のない身体とうまくつきあっていくしかしゃーないよね。

母の胃癌は幸いにステージ1Aの初期癌。
抗ガン剤の必要もなく、普通に生活できるというありがたい結果やったけど、やっぱり再発の危険性はこの先ずっと気にしないといけない。
この半年、定期的に血液検査で腫瘍マーカーの値を見たり、CT、内視鏡などの検査をしてきたけど、
この前、肝臓のCTでひっかかってしまいました。
転移を疑う影があるとのこと。
すぐにMRIを撮り、母と検査結果を聞きに行ってきました。
結果、異常なし

もぉーーーーーねぇ・・・ホッとしました。
初期癌やったし、リンパ節への転移もなかったのに、なんで肝臓に転移
ありえへん!って主治医の先生も言うたはったけど、万が一っていうこともあるからな。
癌はだいたい5年で一区切りって言うけど、この先、5年、こうして毎回の検査結果にドキドキしながら、癌とつき合っていく母の心境を思うと、、、胸が詰まります。

もしか、再発しても、進行するのが早いか、
お母さんの寿命が尽きて、お迎えが来るのが早いかくらいの差やろ~~って冗談ぽく話すと、
せやな!!! って笑っている母に、心からホンマに長生きしてほしいって思っています。
「ショウゴの結婚式は見たいからな~。」
って、言うてたね。 
それは、大丈夫やろ。 だって、ショウゴは中学の卒業文集に、
image.jpg
って書いてはったから(爆)

5年後 10年後、癌を克服した自分をきっと振り返れる時が来るよ。
頑張っていこう。

b-ame.gif 理恵 2012.4.19

・・・うーたの結婚式は・・・って話、出ないけど。ん~
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名医とは

11/30(水)

母が胃癌の手術を終え、後遺症はあるものの、元気で暮らせている姿を見ると
つくづく思う。いい先生に巡り会えたなぁーと。

母を執刀してくれた外科のU先生。歳は40代だろうか。 がっちりした体つきで、いつもスニーカーをはいて病院中を走り回っているイメージ。
母が入院してから手術の日まで1週間あったんだが、母は一度も泣かなかったし、弱音を吐かなかった。
それを母は、「U先生のおかげ」と今でもふり返って言う。
毎日、病室に来てくれて、サロンに居ても声をかけてくれて、「頑張ろう。心配いらんで~。」って何度も励ましてくれたそうだ。

手術の翌日、その次の日も、U先生の姿が見れないのを母は
「U先生、忙しい人やなぁ~。きっと今日も手術したはるんやろな。顔見てないもん。」と
淋しそうに言っていた。
その日の夜、10時過ぎ、病室にスーツ姿で鞄をさげた男の人が入ってきたので、
母は 「どなたですか? 部屋間違ってはるんとちゃいますか?」と尋ねると
「僕や~! 今、九州から帰ってきたんや。」と。 執刀医のU先生だった。
U先生は母の手術の翌朝、九州の学会に出席するため福岡へ行かれてて、2日後、病院に戻られ、そのままの姿で母の病室をのぞいてくれたのだった。
「ずっと、九州でも気がかりでな~。」と穏やかに笑ってらっしゃった。

母は、「U先生は神様や。」と言う。
おっと、、、、とうとう、神まできたか!!(笑)
でも、ほんまにあたしもそう思う。
母が胃癌をしっかり受け止め、手術まで穏やかな気持ちで過ごせたのも、
術後、U先生の言いつけを守って、痛みに耐えられたのも、
なによりも生きる希望を失うことなく、前向きでいられたのも、全てU先生の存在があってこそ。
そして、このような母にあたし達、家族は救われた。
まさしく名医とは、こういう先生を言うのだと思う。

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11月の初め頃、あたしは強烈な下痢と胃痛に苦しんでた。
平静を装ってても、やっぱり母の事でショックを受けてたのと、ショウゴの受験が気がかりで、
精神的にまいっていたんだと思う。
胃が痛くなると、背中も痛み出し、毎日、下痢っぴーーな感じで、痩せてくるしで、近所の総合病院へ行った。
実は今年の1月にもあたしは胃痛を起こして、そこの病院で胃カメラ検査をしてたから、都合がいいわと思って行ったのだが、
先生は、 「薬、飲んどけば?」 一言・・・・。
身体を触りもしない。
「あのーーー、 ちょっと最近、私生活で色々、気に病むこともあって、精神的かな、、と自分でも心当たりは
あるのですが、潰瘍とか、、、変なことになってはいませんか?」と尋ねると、
「潰瘍が出来てても、薬やから。」と淡々。
「あのーーー、背中も痛いんですが・・・」と言うと
「湿布、貼っとけば?」

どー思います?

たとえ、この先生がすごい腕の持ち主で、消化器系の数々の症例をこなしてはるかもしれんけど、
患者っていうのは、不安な気持ちを抱えて病院にきてるのだから、身体と同じく心も治療できないとあかんと思う。
もしも、母が、この先生に同じ技術で手術をしてもらったとしても、今のように心が元気でいられただろうか・・・。
絶対それは違う。

名医とは・・・・・
患者やその家族の心も救えないと、名医とは言えないとあたしは思う。

母は先日の診察で、神とあがめるU先生に
「お久しぶりです~。 U先生の声を聞くと、、、心がすぅーーーっと落ち着く気がするんです。
 U先生に出会えて本当によかったです
と、めっちゃLOVEでした(笑)

arigato01_20111017193407.gif 理恵 2011.11.30
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癌告知について

11/22(火)

母が胃癌で胃の全摘手術を受け、退院してから初めての診察日。
手術の際に、摘出した臓器を細かく調べ、癌細胞がどのくらい深く浸潤してるか、またリンパ節への転移はあるか、病理検査の結果が出ていた。
それを聞き、今後の治療を決定することになっていた。
父はもうビビリまくってしまって、病院へついて行かないと言い出し、あたしと母と二人で行った

母は、食事がやはり苦労はしてるものの、最近では自転車で出かけるくらいになっていて、
退院すぐは、げっそりしていた顔もちょっといきいきしてきたように見えてきてた。
こんな頑張っている母に、これ以上、辛い知らせはもうイヤだと、ドキドキしながら診察を受けた。

先生は、最初、食事の様子を聞いた後、
「どこも悪いところはないよ~ 癌細胞も粘膜にとどまり、リンパ節への転移もないよ~。
 抗ガン剤の必要は全くないからね。」
と言った。

えぇぇぇぇ!!?? よかったぁーーーーーーー
お母さん、良かったな! よく頑張ったよ。ほんま。 
うれしくて、母の背中を何度もなでた。

母の癌はステージIAの早期癌。通常なら内視鏡で除去出来る範囲だろうが、
運の悪い事に、出来た場所が食道のぎりぎりだったことと、低分化腺癌といって、悪性度が高くたちの悪い癌だったことで、やはり全摘、リンパ節も全て切除がベストだったと思う。

あとは、食事が食道につかえるので、近々、胃カメラをして、食道と腸を繋いでいる部分が狭くなっていないかを調べてもらうことになった。

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今回、母の胃癌告知に立ち会って、あたしは告知の大切さを知った。
告知された瞬間の恐怖は今後も忘れられないと思う。 母はもっとだっただろう。
でも、あの時、先生が、ガタガタ震える母の膝をさすりながら、
「びっくりしたやろ~?でもな、これから治療していく上で、自分の病気をちゃんと知っておくことは大事やねんで。
 嘘をつかれていたら、この先の一つ一つの検査を、なんで?こんな事するの? 嘘ついてるの?って
 余計、不安になって、大事な検査も進まへんようになる。
 だから、告知は患者さんにとって、治療する上で大事なことやと僕は思うよ。」
っておっしゃった事が、母と過ごす日々の中で、ほんまにそーやと思えた。

癌という病気は、一人ではきっと戦えない。
家族や周りの人のサポートがあって、みんなで一緒に戦う姿勢がないと、その恐怖や苦痛に立ち向かえない。
患者が、生きる希望を持たないと乗り越えられないと思う。

でも、うちの母のように早期癌やから、告知は大事やと思えるのかもしれないな。
これが、末期で余命の告知やったら、あたしは同じ事を言い切れるのだろうか・・・。
自分だったらどーだろう。 

人間には、現実をしっかりと受け止めて自分なりに対処の仕方を考えるタイプと、現実と向き合うのが恐ろしくて背中を向けて事態が通りすぎるのを待とうとするタイプがある。
患者の性質によって告知の有無は考える必要はあると思うが、
母のように治療が出来る段階の癌なら、やはり告知は正解だったと思う。
治る可能性が少しでもあるなら、受け止めて立ち向かう姿勢が、大切だろう。
それには、家族や周りの人が、同じ気持ちでいないといけないと思う。
当事者しかわからない恐怖を母は味わっただろうが、あたしは、これからも母と一緒に癌と向き合って、根治へと頑張っていきたい。
もしも、将来、自分が同じような病にかかったら、母のように前向きに居られないかもしれないけれど、
あたしも今回の母の姿を手本に、生きるための勇気を持てる人でありたいと思う。

励ましてくれたみなさん とりあえず、朗報です。
ありがとうございました。

aicon_welcome03.gif 理恵 2011.11.22
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手術の日それから

10/21(金)

母の手術が19日(水)に終わった。7時間に及ぶ大手術だった。

午後3時45分。母のベッドで、雑談をしていたら、「行きましょうか。」と看護士さんに声をかけられる。
いよいよ、このときが来たか~。
手術室の銀色の重そうな扉の前で母を見送る。
「頑張って!また後でな。」と言うと、母は笑って手を振った。
扉が閉まると胸がきゅーっとなって涙がこぼれた。

家族控え室でずっと終わるのを待つ。 長かったぁ・・・。
本を読みながら父と待った。
夜11時半ごろ、やっと先生に呼ばれて、手術内容の話を聞く。
銀のトレイに広げられた母の胃を前に。

予定5時間ときいていたのに、7時間。何か悪いことがあったんじゃないかなって思ってたけどやっぱり。
母の癌は、胃のかなり上の方まで広がっていて、結局、胃を全摘した。
先生は、少しでも胃を残せる可能性をさぐるとおっしゃっていたが、ムリだったようだ。
それは、もういい。 母もあたしも覚悟は出来ていた。
ただ、ショックだったのは、リンパ節に転移の可能性があるかもしれないと言われたことだ。
説明の間、胸が自分の耳に聞こえるくらい、ドキン!ドキン!って鳴っていて、この転移という言葉を聞いたときは、その鼓動が止まったかと思ったくらいショックだった・・・。
一つ一つ起こる新しい報告を自分の中で納得させていく。
母の胃を見ながら、本当に母にとっていいことをしているのか、何が一番いいのかわからないような気持ちになった。

手術室から出てきた母は、もう息も絶え絶えで、激痛に苦しんでいた。
横に駆け寄って、「お母さん、よー頑張ったな。」と言うと、目を少し開けてうなずいた。
病室に戻ってからもその痛みは壮絶で、見ていられない。
「お腹痛い~痛い~!!」をただただ繰り返すだけ。
全身、がたがたと震えも止まらない様子。
酸素マスクをしている口元の息も、荒くそれでいて細くて、どうにかなってしまいそうに見えて、
あたしは、かけてあげる言葉さえ、失ってしまった・・・。
急にむかむかしてきて、額から汗が噴き出してきて、その場にへたりこんでしまった。
しっかりしなきゃ、してるつもりなのに。力が身体に入らなかった。

夜も12時を回っていた。
あたしと父は、「これから本当のお母さんの癌との闘いが始まるね。頑張ろうね。」
と話しながら病院を出た。

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家に帰ると、なんだかぐったりで、夫テツは仕事で帰れないから子ども達と3人。
先に寝といてええよと言っておいたのに、子ども達は起きていた。
子ども達の顔を見たら、なんだか甘えたくなって、
うーたに、 「今日だけ!今日だけでええから一緒に寝てくれへん?」って言ったら
思いっきり拒否られた・・・。 そこにショウゴも来たから、 「デカイけどこの際コイツでもええわ。」って思って、
「ショウゴ~、今日だけ、一緒に寝てくれへん? お母さん、さすがに今日はこたえたわぁ~・・・。」ってお願いすると、一言
「言うてる意味がわからん・・・」
って、うーたと同じような、変な人を見るような目で見られた・・・・。うっ。
冷て~~~な。 おまえら。
はぁ、、、、、。 息子ってこれだよ!! 
いや、しかし、、、中学生の息子相手に、一緒に寝ようは、さすがにあかんな。。。
あぁ~~~!!あたし、しっかりせねば!!

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今日は術後2か目。
母はもうベッドに座って、少し歩くことも出来、お茶を口から飲んでた。
すごいなぁ~~~!! ただ痛みはキツイので、鎮痛剤がなきゃどーにもならんみたいやけど。
母の笑うのを見ていると、勇気がわく。 絶対、治るって信じてる!  
元気で母は頑張ってるよ。

arigato01_20111017193407.gif 理恵 2011.10.21
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Author:理恵さん
理恵さん(51歳♀)                              夫テツ(同い年♂)                                 ショウゴ(大3♂)
うーた(大1♂)

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