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オレンジ色通信

ふつーの50代主婦の今日のツボ

 

父の遺品整理

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10/7(月)

7月の末から入居していた老人ホームの父の荷物を引き上げたのは1週間前。
夫テツが、「お前は行かんでええよ。俺でもグッときたから。」と言って、一人で全部してくれた。
愛用の物、新しく買ったものは2か月しか使わなかった。
結構、広かった父の部屋。 春にはホームの前は桜並木できれいだったろうに。

Img_1886.jpg

父の荷物を全部、我が家の父の祭壇がある和室へと。
父の布団、父の座椅子、机、仏壇・・・・
収納ボックスの中の父の服。
和室はすぐに父の匂いでいっぱいになった。

袖を通すことのなかった、秋物の下着や服は自分で買い足して、すべてマジックでカタカナで名前が書かれてあった。
仏壇の引き出しの中にあった10月はじまりの手帳には、
10/11の自分の誕生日に、「83歳 誕生日」と記してあって、
最後のページには、自分の名前 住所は実家ではなく、老人ホームの住所が書いてあった。

切ない

これからここで生きていくんだっていう、、、父の決意

父はずるい。
あたしは父が子供の頃から嫌いで、介護が始まってからは、だんだん弱っていく父を不憫に思う気持ちと
父が嫌いという気持ちを一つ一つ相殺してやってきたのに、
こんな、、こんな切なすぎる。 ずるい。 涙があふれてきどうしようもないやんか。
父の事、あれほど嫌いやったのに、もう愛おしさしかない。

父の匂いでいっぱいの父の物がつらくてつらくて、思い切って処分した。
泣きながら袋に詰めた。

祭壇に置いてある、父のダンヒルの財布と眼鏡と読みかけのしおりが挟んである本。
これはどうしたらええやろなぁ・・・・

senior01_z_12.png 理恵 2019.10.5
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告別式

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9/24(月)

昨晩は、父と一緒に、夫テツ、ショウゴ、あたしでホールに泊まって、本日12時半から告別式。
きのうのお通夜は、父の老人ホームのスタッフさんも来ていただいて、とてもありがたかった。
今日は、もう身内だけで。

父の納棺をきのう一緒に葬儀屋さんとした時に、
何か入れてあげたいものがあれば、、、と言われ、慌てて父の暮らしていた老人ホームへ取りに行ったが、
部屋に入ると、想像以上につらく・・・。 父が座っていた姿がバッ!と脳裏に浮かんできて涙が止まらなくなった。
バタバタと泣きながら持ち帰ったもんやから、なんだかとんちんかんな的外れなものばかり・・・。
後になって、父の使っていた眼鏡はこれやん!! とか、、、
読んでいた本はこっちやったぁ~~とか、 
6月に体調を崩し始めたころに、ちょっとでも元気出してほしいと、父の好きなダンヒルの長財布をプレゼントして、すごく気に入っていたのに、それも入れ忘れた・・・(笑)
今頃、俺の使ってたもんはこんなんちゃうわーー!!と難儀しているに違いない。

最後にあたしが父の棺に入れたのは、1冊の雑誌。
父が老人ホームに入所してすぐに、とある新聞社から介護の特集を組みたいから取材をさせてほしいと要望を受けた。
父に相談すると 「お前がええなら好きにせー。」と。
「雑誌に載るってことは、この雑誌を見た人が、お父さんが老人ホームに入所してるってことを知るってことやで。ええの?」って聞くと、「別にかまわんよ。」と父は答えた。

あたしは、母が認知症になった時から、自身の介護の事をオープンにしようって決めていた。
それで色んな知識も得ることが出来たし、いっぱいの人に助けてもらって今があると思っている。
だから、親が老人ホームに入ったこともオープンにしようと思っていた。
それで、快く新聞社の取材を受け、雑誌に掲載させてもらった。
父が独居生活を経て老人ホームに入るまでの経緯と、あたし自身の気持ちが書かれている。
それを父には、なんとなく恥ずかしくて見せてなかった。
天国で読んでな・・・と、棺に入れる準備をしていたら、葬儀屋の方が見つけ、
「もしかして、これ、喪主さん??」とあたしのところにその雑誌を持ってきた。 返事をするとそのままスタッフのところへ持って行かれ、恥ずかしい事に、告別式で司会の人に読み上げられてしまった。
でも、まっ、、、、いいか。 父はきっと聞いてくれたにちがいない。 お別れの時、ちゃんと棺に納めた。
父が亡くなる前にこんな取材を受けたっていうのも今から思えば不思議な話・・・。

お酒の好きだった父。
祭壇にウィスキーを供えていたら、葬儀屋さんが、
「最後のお別れの時の死水を取るのをお酒でやりましょうか。」と提案してくださった。
うんうん。父らしいわ。
父の口にウィスキーを順番に湿らせて、最後にいっぱいの花の上からウィスキーを撒いた。
お酒の香りに包まれて父は旅立っていった。

img2.jpg

火葬場までは昔ながらの野辺送りで、参列を作り徒歩で向かった。
その時だけ一瞬、雨が降った。 父の涙雨なんだろうな。

senior01_z_12.png 理恵 2019.9.24

葬儀から3日後に父の夢を見た。父はベロベロに酔っぱらってた(笑)
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父の遺影の写真

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9/24(月)

父の遺影の写真はそれはそれは穏やかな笑顔。
笑顔というより、はにかんだという感じかな。
この写真を遺影にしたいきさつがちょっと不思議・・・・。

今、実家を売却中で、あたしは時間を見つけては親家片作業に追われていたんやけど、
父が今回の肺炎で入院する前日の9/17(火)に、あたしは両親のアルバムを処分している。
その日の日記は このリンクから読めます。
  親のアルバムの処分

あろうことか、、、両親が亡くなった時、棺に入れたげるわ、、と、数枚の写真をそれぞれの分持って帰ってきた。
父の分は、今回、その通り、棺に入れることになってしまったんやけど。
その他に、あたしは、どうしても気になる写真が1枚あって、その写真だけは自分が持っていたくてもらってきたのがあった。
家に帰ってきた時も夫テツに、
「この写真、ええ写真やろ? お父さんの顔、、すごくいいよな! いい顔してるよな!!」 って見せていた。
それは父と母がお出かけ先で、誰かに撮ってもらったような写真だった。

その写真をもらってきた翌日に父は入院し、5日後に帰らぬ人になってしまった。
そしてこの写真を遺影にした。
なぜ、あたしがこの写真だけがどうしても処分できず、持って帰ってきたのか。

父の葬儀には父の唯一のたった一人のお友達がご夫婦で来てくれた。
父と母は社内恋愛で結婚して、その友人も同じ会社で働いていらっしゃって、今から10年ほど前によく夫婦二組ででかけていたというのを聞いたことがあった。
家庭内別居のうちの両親も、このお友達ご夫婦のおかげで出かける口実があったようだ。
もしかして、この写真って・・・・・?

「この写真、もしかしたら〇〇さんが撮ってくださったんやないですか?」 と葬儀の前に聞くと、
「そうそう!! 僕です。僕が撮った写真です。あー懐かしいなぁ・・・・」と。
「おじさん、これ父の遺影にしたんですよ。 こんないい顔の父の写真を撮ってくださってありがとう。 
一生、大切にします。」 と伝えたら、
「光栄の極みです・・・」 とおじさんは声を詰まらせた。

父の大切な友達が撮ってくれた1枚の写真。
それをあたしがなぜか捨てることが出来ず、実家から持ち帰っていた。
それが遺影になる・・・・・。

これってただの偶然? それとも虫の知らせ?
不思議なこともあるもんだ。 あたしの手元に残ったたった1枚の両親が並んで写る写真。 

IMG_20190915_0006iei.jpg

senior01_z_12.png 理恵 2019.9.24

あ、そういや、父が老人ホームに入る前に母に会いに行って、二人が並んでる写真も撮ったな~
父、号泣しとるけど(笑)
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喪主は大変

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9/23(月)

父とお別れの時間を頂いて、ほどなくして看護師さんが父の身体をきれいにするからと言って入ってきた。
亡くなる1日前にあたしが泣きながら訴えたあの看護師さんだった。
病室に戻ると、少し消毒液の臭い。
退院するときに着るようにとホームの人が用意してくださった、いつもの白のポロシャツと黒のパンツに着替えた父は、
本当に穏やかな顔だった。

そこからもう泣いてる暇なんてないんだわ
帰る家がもうない父の亡骸を運んでもらう先は葬儀会場。
そういや、父は、7月に腎不全で入院していた時に、葬儀屋に友達がいてるから、自分の時は頼むと電話してあるって言ってたので、その葬儀屋さんにきてもらった。
なんとまぁ・・・父の用意のいいこと・・・。

父を白い布で包んで、ストレッチャーで運ぶ。
最後まで付き添ってくれたあの看護師さんに、
「あの時はすいませんでした。あたし、つらくて、看護師さんに色々と気持ち、聞いてもらって・・・。」 と伝えた。
看護師さんは、「いえ、いいんですよ。」と優しく笑ってくれた。

父と一緒に車に乗り込んで、さっそく通夜、告別式の日程の打ち合わせ。
自分の葬儀はこのホールで!!と決めていた父の希望を叶えるためには、今日と明日しか空いていないらしい。
ホールは押さえられたとしても、なにぶん、今日はお彼岸。
お寺さんの住職さんが超~忙しい日。 いきなりの要望に応えて下るのか・・・

祖父母の時から懇意にしているお寺のご住職さんに連絡を取り、本日、急ではあるけれど、通夜、明日、告別式をして頂けないかお願いすると、快く引き受けてくださった。

祭壇はどうする? 花は? 遺影は? 粗供養は?
何人、通夜の後、食事を用意する?そのランクは?
考えている暇なんてない。 パッパと決めて、葬儀屋さんもフル回転。 通夜の準備は短時間で組み立てられていった。

本当に急なことで、しかもタイトな日程で行うので、
「父が亡くなりました、で、本日、19時から通夜です。」 という連絡を身内と父のホーム、たった一人の父のお友達、そして母にいれる。
そんなバタバタなのに、みんな集まってくれた。

初めての喪主・・・ふぅーーーー。右も左もわからんのに、葬儀屋さんの細やかな心配りのおかげで無事に終えることができました。

遺影の父は、本当に穏やかで優しくはにかんだ顔。
この遺影にまつわる不思議な話をこれから書こうと思う。

こういう非日常的な事柄において、 何かしら不思議な事ってあるんやな~と思う。
例えば「虫の知らせ」 ってあるでしょ。 
あたしはあまりそういうものは、さらりと考える質で、単なる偶然と思うんやけど、
今回、父の死において、「人間には本来、自分や親しい人の死を予知する能力が備わっているのではないか。」
と考えざるをえない出来事があった。

senior01_z_12.png 理恵 2019.9.23
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危篤状態から3日目の朝

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9/23(月)

また朝がきた。思うことは同じ。
昨晩、病院から電話はなかった。父はまだ頑張っているんだ。
今日も苦しむ父の病室で、ただただ父のあえぐような息の音や、のどに詰まった痰を吸い取る音を聞く。
入院した日から脈拍はずっと100を超え、父はもう5日間、走り続けているような体力の消耗。
はぁ・・・・・。 つらい。

台風17号の直接の影響はなかったけど、夜中に雨が降ったんやな。
道が濡れ、木の葉が舞った跡がある。
台風一過ですがすがしい青空。 洗濯物を干しながら、心の中で父に話しかける。
「お父さん、ショウゴの式典にどうしても行きたいねん。 もう十分。つらいやろ。 もう終わりにしよう。
 今日でさよならしよう。 お父さんやったら、 俺の事はいい。おまえ、行ってこい。行ってやれ。って絶対言うよな・・・」
そう思っては、また、とてつもない罪悪感、良心の呵責にさいなまれる。

下の部屋に下りて行って、朝ドラを見ていたら、電話が鳴った。病院からだった。
「お父さんの血圧が40に下がっています!今すぐきてください!!」

夫テツと車庫へ走る。 まだ寝ているうーたを起こしてすぐ来い!とショウゴに告げて。
心臓が口から出そうで、声がうわずる。

父の病室に続く廊下のつきあたりのナースステーションから看護師さんが走って出てくる。
えっ・・・・そんな状態なん。
父の病室のドアを開けると、今までと同じように酸素マスクをしてる父が居た。
「お父さん!!」って声をかけて横のモニターを見ると、
0・・・・・つーーーーーーーーーと線が左から右へ 
0・・・・・つーーーーーーーーー  赤く点滅して光り・・・脈と呼吸が「0」

嘘でしょ!!!   嘘や お父さん、死んだ。 間に合わんかった。

看護師さんが、「もうすぐ娘さん来てくれるから頑張って! って何度も声をかけたら、最後に おーーーーと声を出されました。」
と教えてくれた。

ごめん、ごめん、ごめん、ごめん
一人で死なせてしもた。
あたしが、朝、あんな事願ったから。 ショウゴの式典に行かせてっていうたから!!
きっと、そうや。 お父さん。
ショウゴとうーたが入ってきた。 「おじいちゃんが!」 そのあと、何て言うたか自分でも覚えていない。

父にしがみついて泣いた。 ガリガリの父の胸に。
ひとしきり泣いて、父の死を受け入れた。そしてやっと 「ありがとう。」 って思えた。 
お父さん、 あたしの願いを聞いてくれたんやな。 

母がグループホームに入所した今年の2月から父とあたしの7か月間の、すごく濃密な時間。
まだ実家であたしが暮らしていたころ、怖くて嫌いで、ほとんど口をきいたことさえなかった父。
今まででこんなにしゃべったこと、なかったよね。
父がけっこう、おしゃべりだって気づかされた。 父の笑い声を初めて聞いた。
口下手で、不器用で、だからこそわかりにくい、気難しい父の、愛情を感じた7か月間だった。

senior01_z_12.png 理恵 2019.9.23 
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理恵さん

Author:理恵さん
理恵さん(53歳♀)                              夫テツ(同い年♂)                                 ショウゴ (23歳♂)
うーた(大3♂)

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