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オレンジ色通信

ふつーの50代主婦の今日のツボ

 

祖母の頬

Edit Category 理恵さん日記
7/26(月)

祖母が今月の10日に亡くなった。
6月、日記でも書いたが、病院で「帰りたい、帰りたい。」と言っていた祖母。
やっと帰れる時は死んだとき。
syabon-4s.gif
「おばあちゃん、亡くなったから。」
と父から連絡を受け、病院に遺体を引き取りに行った。
ベッドに横たわっている祖母の頬を触ってみた。
温かい。 
「寝てるんちゃうの?」
口をパカーーンと開けているので、
「ちゃんと口ぐらい閉じろよ・・・」 と父が泣きながら、祖母のあごをぐいぐいやっても
祖母は眠ったままだった。
ストレッチャーで霊安室まで運ぶとき、廊下の少しの段差にストレッチャーがガタッ!!と揺れた。
その反動で、祖母が起きるんじゃないかとさえ思ったくらい、その祖母の頬の温かみは死を否定していた。

「お母さんね~、悲しくなんかない。実はほっとしてるねん。」
そう、あたしの耳元でこっそりささやいた母の言葉は本音だろう。
長年の介護というのは、想像をぜっする苦労があったと思う。

先に祖父は逝ってしまってるし、父も退職して数年たつ。
誰に義理を欠くこともないので、葬儀は家族だけでひっそりと行った。
たった9人で。
最後のお別れですって棺を開けて花を添えるとき、あたしはもう一度祖母の頬に触れた。
「えっ・・・・・。 嘘。」
びっくりした。 その冷たさに。
亡くなった人は冷たくなるんだとわかってはいた。 わかってはいたけど、
予想もしない冷たさというか、、、、。
例えば、 石ころだとか、壁だとか、氷だとか、水だとか、意外にも冷たかったとしても、「冷たっ!!」って手を引っ込めたとしても、それは受け入れることの出来る冷たさ。
でも、、、、 祖母の頬の冷たさは違和感がありすぎて受け入れがたいものだった。
そこであたしは初めて、祖母は死んでしまったと理解した。

祖父が亡くなったとき、あたしは触れることが出来なかった。
小さい頃から祖父が怖くて苦手だったからだ。
でも、祖母はいつも優しくてあたしは大好きだった。
中学になってからは、そんなに会わなくなったが。
葬儀の間中、あたしは子どもの頃を思い出していた。
七夕の日、おばあちゃんの家に泊まって、一緒に笹飾りを作ったとき、
のりがないからと言って、ご飯粒をつぶして折り紙をくっつけたこと。
大好物のハンバーグのソースを、黄色いワンピースにこぼして
祖父に怒鳴られているあたしをかばって、一生懸命、拭いてくれたことなんかがぼぉーっと浮かんだ。

95年間の長い人生 お疲れ様   
本当にありがとうございました。

kaeru_thank03.gif 理恵 2010.7.26

遺影の写真、おばあちゃんったらきれいな鶯色の着物着てた!
全部、合成やって。 うまく出来るんやねぇ。
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