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父の前立腺肥大手術 |
8/8(木)
老人ホームに入って2週間たたずしてまた父は入院した。
今度はちゃんと計画入院。 状態が悪くなって救急車で運んだわけではない。
6月、7月と腎不全、腎盂腎炎を起こし、急性期病院で入院していたのとは違って、今回は老人ホームから近い病院で前立腺肥大の手術を受けた。
結局、尿道カテーテルを抜去してもおしっこがうまく出せなかったのだ。
手術は腰から下の局部麻酔下で。
今まで病院と名のつくところに怖くて全く行ってなかった父にとって、意識のある中、精神的に手術に耐えられるんだろうか・・・
また、こないだみたいにせん妄が起きて、病院で暴れたくるんちゃうの??
看護師さんに、全身麻酔でとお願いしてみたが、やはり高齢だし身体にかかる負担を考えれば局部で。
ということになった。
そのあたしの心配をよそに、当の本人は意外にも大丈夫だったようだ。
手術室からストレッチャーに横たわって運ばれてきた父に
「よく頑張ったな。」 って声をかけたら 「腰椎麻酔はちくっと痛かったけど、そのあとはずっと寝てたんや・・・・」 と。
へぇ~・・・・。 よかった、よかった。
その晩は、別にせん妄も起こらず落ち着いていたので、あたしは自宅へ帰ってこれた。
術後、3日目くらいにカテーテルを抜いて、おしっこが出るか試してみたけど、
今のところ、膀胱に溜まっているおしっこが出るには出るが、残尿があるらしい。
それを改善するには時間がかかるらしいが、1日でも早く退院したい父は、自己導尿で、おしっこの際に自分でナニの先に管を入れておしっこを出すというのをtryしてみるって。
手術したからすぐに改善というわけにはいかんのねぇ。
可哀想に。
まー、退院したら以前のように一人ぼっちの自宅に帰るわけではないし、
老人ホームには常駐の看護師さんもいらっしゃるし安心。
自己導尿のやり方がわからなくなっても、前みたいに何回も父に呼び出されるということはないだろう。
それだけでもあたしは気持ちが安らぐ。
思えば、、、、あの厳格な父がよくぞ老人ホーム入居を決意したな~と思う。
自分の衣類すべてに、あたしにカタカナで名前を書かれ、父が最も苦手な共同生活。
よく決心したな~と。
腎臓を悪くして、家で一人で居て、幽霊が見えるだの、、、家の中に犬がいるだの、、、
幻覚をみるようになって、あげく素っ裸で倒れて救急車・・・。 よほど怖かったんだろうな。
あたしは子供の頃から父が嫌いで、きっとこの人死んでも涙のひとつも出ないわ、って思ってきた。
思い出したくもない思い出がいっぱいあるけれど、
父の老い弱っていく姿と、自分の中で相殺しながら、あたしはおそらく最後までちゃんと介護できそうな気がする。
理恵 2019.8.8
老人ホームに入って2週間たたずしてまた父は入院した。
今度はちゃんと計画入院。 状態が悪くなって救急車で運んだわけではない。
6月、7月と腎不全、腎盂腎炎を起こし、急性期病院で入院していたのとは違って、今回は老人ホームから近い病院で前立腺肥大の手術を受けた。
結局、尿道カテーテルを抜去してもおしっこがうまく出せなかったのだ。
手術は腰から下の局部麻酔下で。
今まで病院と名のつくところに怖くて全く行ってなかった父にとって、意識のある中、精神的に手術に耐えられるんだろうか・・・
また、こないだみたいにせん妄が起きて、病院で暴れたくるんちゃうの??
看護師さんに、全身麻酔でとお願いしてみたが、やはり高齢だし身体にかかる負担を考えれば局部で。
ということになった。
そのあたしの心配をよそに、当の本人は意外にも大丈夫だったようだ。
手術室からストレッチャーに横たわって運ばれてきた父に
「よく頑張ったな。」 って声をかけたら 「腰椎麻酔はちくっと痛かったけど、そのあとはずっと寝てたんや・・・・」 と。
へぇ~・・・・。 よかった、よかった。
その晩は、別にせん妄も起こらず落ち着いていたので、あたしは自宅へ帰ってこれた。
術後、3日目くらいにカテーテルを抜いて、おしっこが出るか試してみたけど、
今のところ、膀胱に溜まっているおしっこが出るには出るが、残尿があるらしい。
それを改善するには時間がかかるらしいが、1日でも早く退院したい父は、自己導尿で、おしっこの際に自分でナニの先に管を入れておしっこを出すというのをtryしてみるって。
手術したからすぐに改善というわけにはいかんのねぇ。
可哀想に。
まー、退院したら以前のように一人ぼっちの自宅に帰るわけではないし、
老人ホームには常駐の看護師さんもいらっしゃるし安心。
自己導尿のやり方がわからなくなっても、前みたいに何回も父に呼び出されるということはないだろう。
それだけでもあたしは気持ちが安らぐ。
思えば、、、、あの厳格な父がよくぞ老人ホーム入居を決意したな~と思う。
自分の衣類すべてに、あたしにカタカナで名前を書かれ、父が最も苦手な共同生活。
よく決心したな~と。
腎臓を悪くして、家で一人で居て、幽霊が見えるだの、、、家の中に犬がいるだの、、、
幻覚をみるようになって、あげく素っ裸で倒れて救急車・・・。 よほど怖かったんだろうな。
あたしは子供の頃から父が嫌いで、きっとこの人死んでも涙のひとつも出ないわ、って思ってきた。
思い出したくもない思い出がいっぱいあるけれど、
父の老い弱っていく姿と、自分の中で相殺しながら、あたしはおそらく最後までちゃんと介護できそうな気がする。

やっぱり父から離れてたいって思ってる・・・・こうしてブログに書いて文字にして自分に言い聞かせてるのかも。
可哀想やなって思うのも本当なんやけど、腹が立って仕方ない時もある。
介護が長引くのはつらい。いったいいつまで??って先が見えない気がする。
でも、あっという間に逝かれるのも本当につらいよね。
人は死に方を選べないから。